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2019年9月12日木曜日

クリニックで勉強会をしました

定例の勉強会を行いました。お題は「周産期におけるメンタルヘルス支援」で、大阪医科大学病院の精神看護専門看護師である宮田郁先生に講師をお願いさせていただきました。

周産期メンタルヘルスにおける概説、現状、具体的な対応、注意点、大阪医大病院での取り組みなど内容は多岐にわたり、インプット(研究と学習)とアウトプット(臨床と広報)の多さに感銘と刺激を受けました。

周産期メンタルヘルス支援は、助産師、保健師、PSW、心理師、精神科医、産科医、小児科医などなど他職種の連携が必須です。講義の中では、熱意を持って動いた助産師や、妊婦さんの立場に立った決断を選択した産科医など感動的な協働エピソードが語られ、立場の異なる支援者への敬意が感じられました。

わたしがこのつぶやきをしているこの瞬間も、忙しく働いておられるのだと思います。宮田郁先生、お忙しいなか、大変ありがとうございました。

2019年7月13日土曜日

クリニックで勉強会をしました

クリニック終診後の水曜日、有志による勉強会を行いました。講師は山形県在住の渋谷直史先生です。渋谷先生とは全国各地の様々な勉強会でなんども顔を合わせているうちに、いつのまにか仲良くなったのでした。

勉強会はZoom(ネットによるテレビ会議システム)を通して、渋谷先生の住む山形県、参加者の一人が住む東京都、そして私たち勉強会メンバーが集まる当クリニックの三点中継で行われました。
 
このような形での勉強会を、当院では定期的に行っています。お互いの知識と経験を持ち寄り、臨床能力の向上を目指しています。開院以来続けており、気づけば21回目を数えることとなりました。ずっと続けていければと思います。

さて、渋谷先生は2019年9月より、山形県酒田市にて酒田駅前メンタルクリニックを開院される予定です。暖かく、勉強熱心で、包容力のある素晴らしい先生です。お近くで心の困りごとについて相談したい方は、渋谷先生のクリニックを訪れてみてはいかがでしょうか。




2019年7月7日日曜日

講演会に行ってきました

 この土日は、ある精神科の病気(心の困りごと)をテーマとした講演会に行ってきました。様々な流派の治療者が、その困りごとに対する治療法をプレゼンテーションしてくださる形式でした。講演を聴きながら、明日からの臨床に活かせる知識を得たり、演者のキラリと光る一言をメモしたり、自分ならどうするだろうと考えを巡らせたりしながらの二日間でした。

 最後に、一堂に会した演者達に対する質疑応答の時間があり、私も質問をしました。二つ質問をしたのですが、二つ目の質問は私の質問の仕方が悪かったこともあり、消化不良でやり取りを終えることとなりました。(限られた時間内でしたので、他の参加者のためにも、質問は一つにしておくべきでした…)
 
 さて、私は「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」をモットーに、講演会などで質疑応答の時間が設けられたら、可能な限り質問するようにしています。演者達はそれぞれのスタイルで回答をくださり、普段の臨床スタイルが垣間見れるようで大変興味深いのですが、やりとりが記憶に残る演者には共通した特徴があるかなと思います。

・質問者の質問内容に耳を澄ませ、必要があれば質問者の意図を明確化したのちに、回答を始める(だって、質問の内容を理解しなければ、回答なんてできっこありませんよね)
・質問者に敬意を払った態度を示す(ある演者の方は、誠実に回答いただいた後「これでお答えになっていますか?」と確認してくださいました。私はその時、まだまだ経験の浅いぺーぺーの身分だったこともあり、いたく感激した覚えがあります)
・主観(自分の意見)と客観(データ)を明確に区別して答える(多くの場合、私が知りたいのは主観です。客観は自分で論文を読めば済むことですから。とはいえ、終始主観でごり押し回答、というのも困ってしまいます…)

 私も頼まれて講演やワークショップの講師をすることがありますが、上に書いたようなことを意識して質問に答えるようにしています。たとえば、私は「それはいい質問ですね!」とは言わないようにしています。多くの場合、それは「いい質問」というよりはむしろ、演者が「話したいこと」と一致しているに過ぎないからです。あと、質問に「いい」「悪い」と価値判断を下すこと自体がやや上から目線かな、と感じます。

 さて、演者と聴衆の関係って、医者と患者さんの関係に似ているときもあります。医者は「知っている人」で、患者さんは「知らない人」であるという認識に、医者が微塵の疑いも持たない場合、両者のコミュニケーションはどうなるでしょうか。結果は目に見えていますよね。

 そんなこんなをグルグルと考えつつ、今日も一日が終わろうとしています。明日から新しい一週間が始まります。受診してくださる皆様、どしどしご質問くださいね。良き回答者となれるように精進いたします!




2019年4月7日日曜日

お花見@鶴舞公園に行ってきました

クリニックにある御器所駅から地下鉄で二駅のところに、鶴舞公園という桜の名所があります。こちらで花見をしてきました。魅力的な出店がたくさん出ていたので、ついつい食べ過ぎてしまいました…。ポテト、たこ焼き、唐揚げ、ピザ…。

明日からの1週間は少し食事を控えようと思います。診察中にお腹がなったらすみません(笑)

桜を見ながら好きな音楽をかけてのんびり… 
ちなみにかけた音楽のうちの一曲はこれです。
Van MorrisonのAnd It Stoned Meという曲です。
野外でゴザ敷いて座っていると、必ずかけてしまう曲です。
わかりますかね、私の気持ち(笑)

ああ楽しかったなあ… 明日からも頑張って診療させていただきます。

それでは、また。

 

2018年9月6日木曜日

行動分析学会に行ってきました

先日、京都で開催された「日本行動分析学会」に参加し、島宗理先生の講演を聞いてきました。行動分析学とは「人がそのように行動する理由を実験的に探求する心理学」で、精神科医療に大いに役立つこともあり参加したのです。ちなみに学会会場は同志社大学今出川キャンパスで、大変お洒落でした。わたしもこんなお洒落なキャンパスで大学生活を送りたかったです(笑)。

行動分析学の特徴のひとつとして、何かがうまくいかない時に、その原因を、誰かの意志の弱さや能力のせいにしない、というものがあります。わたしが行動分析で一番好きなのはこの点です。島宗先生は、わたしたちが陥りがちなこの袋小路を「個人攻撃の罠」と表現しておられます。

講演自体も、参加者と共同的に盛り上げ、学習効果を高める工夫が随所になされていて、大変勉強になりました。その工夫の一つとして、島宗先生がクイズを出して、参加者がスマホを使ってそれに答えるというものがありました。実はこのクイズ、参加者の応答速度が集計されており、なんと私の回答速度の平均は100人以上いた参加者のうち第2位だったようで、ご褒美に島宗先生のご著書をいただけことになりました!(ただし、肝心の正答率がどうだったかは謎です笑)

で、本日さっそく私が希望したものが届きました。
その名も「使える行動分析学-じぶん実験のすすめ」です。

ちなみに、島宗先生のご著書では他に、「パフォーマンス・マネジメント―問題解決のための行動分析学」がオススメです。自分の属する組織がうまくいかず、自分を責めたり、他人に怒りを抱えたりして前に進めなくなっている方にはとくにオススメです。きっと、違う角度から物事を眺める力がつくはずです。

島宗先生、ありがとうございました。大切に読み進めようと思います。






2018年3月26日月曜日

3月はお別れの季節ですね

平成30年の3月も、残すところあと1週間ですね。会社員の方々にとっては異動の季節でもあり、学生の方々にとっては新たな人生の始まりでもあります。当院でも、遠方への転勤や就職に伴い、この3月が最後の診察となる方たちが大勢いらっしゃいました。

そのなかには、治療を終了される方もいれば、転勤先の病院で治療を続けることになった方もいらっしゃいます。

振り返ると、これまで多くの方が転勤、進学、就職のため、この季節に当院を卒業されていきました。

みなさん、私のことを覚えていますか?私は覚えていますよ。新天地はどうでしょうか。みなさんの毎日が少しでもより良い方向に向かっていることを祈っています。何かありましたら、いつでもお越しくださいね。

それでは、また。

2017年7月2日日曜日

開院二周年を迎えました

おかげさまで、昨日で開院二周年を迎えました。

写真は、仲良しの心理士さんがプレゼントしてくれた「御器所こころのクリニック二周年記念特別タオル」です。今治製です!!サプライズでいただいたのですが、たいへんうれしかったです。

私を支えてくださった皆様に、そして何よりも、ご来院いただいた皆様に御礼を申し上げます。今後とも、どうぞ宜しくお願いいたします。

2017年3月5日日曜日

テレビ番組の医療情報について

先日放映された健康情報番組が話題になっています。とある睡眠薬(仮にホニャラランとしておきましょう)が糖尿病に有効であることを示唆する内容だったようです。

ホニャラランは睡眠薬としては国内でも適応を得ていて、現在進行形で使用されていますが、糖尿病に効果を示すことを強く示唆する研究は現時点においてはありません。当然、糖尿病に対する適応もありません。

番組放映後、当然のことながら専門家を中心に大きな批判が巻き起こり、番組として謝罪がなされたようです。

このホニャララン、製薬会社がそのような説明をしていないにもかかわらず、なぜか発売当初は「従来の睡眠薬(ベンゾジアゼピン型睡眠薬)と異なり、依存性がない」といった触れ込みが出回っていました。(今なおネット上でそのような書き込みを確認することができます)

しかし、このホニャララン、発売当初からFDA(アメリカ食品医薬品局)が、従来の睡眠薬と同じく、依存性についての懸念を指摘していました。ホニャラランを発売する製薬会社も適正使用ガイドにて、依存リスクについてきちんと触れています。なぜこのような現象が起きたのでしょうか。「従来の睡眠薬とは異なる機序の睡眠薬が発売!」というキャッチフレーズが一人歩きしてしまったのでしょうか。

というわけで、いきなり結論に飛んでしまいますが...
  • テレビ番組で紹介される医学情報は、必ずしも真実とは限りません。
  • 新聞記事も同様です。「毎日○△茶を飲む人は、〜病にかかる人が少ないことがわかりました!」系の記事には特に注意してください。根拠となっている研究は、信頼度の低い観察研究であったり、利害関係のある企業が全面的に研究資金を出していたりすることがあります。また、その後同様の研究で矛盾する結果が出たり、より質の高い研究で否定されていたり、そもそも再検証すらされていなかったりすることの方がむしろ多いのです。
  • ネット上の情報になると、更に信頼度が下がります。こと精神医療に関しては、有害といってもいい情報すら散見されます。
「じゃあどうしたらいいの?」という疑問が当然出てくると思います。私は、そのために専門家がいるのだと考えています。テレビ番組、新聞、ネット上の記事で気になるものを見つけたら、遠慮なさらずご質問ください。知ったかぶりをして曖昧に濁すようなことはしませんし、ましてや怒ったりするようなことは絶対にありません。医療に確実というものはありません。情報の洪水の中から、比較的信頼性の高いものを選び出し、これを皆さんに説明・提供することができたらと考えています。

それでは、また。




2016年10月24日月曜日

心臓専門医...

徐々に寒くなってきましたね。皆様、いかがお過ごしでしょうか。

先ほど、ふと思いつき、Macの地図ソフト、その名も「マップ」で御器所こころのクリニックを検索してみたところ...

なぜか私が「心臓専門医」ということになっていました。Apple社に連絡してみましたが、どうなることやら。「こころのクリニック」ということで、「こころ=心臓」と判断されたということでしょうかね。

以上、小ネタで失礼いたしました。

2016年9月20日火曜日

ハンサムバーガーに行ってきました

今日、お昼すぎに少し時間があったので、名古屋市営地下鉄の伏見駅地下街にあるハンバーガー屋さんに行ってきました。その名もズバリ、ハンサムバーガーというお店です。


店名のセンスからしてあんまり日本ぽくないなという感じですが、それもそのはず、このお店の触れ込みは、「本場アメリカで学んだサンフランシスコ仕込みの本格派チーズバーガー店」というものなのです。(何が本場なのかはよくわかりませんが)雰囲気重視の私はこのキャッチコピーに惹かれてしまい、いそいそと伏見に向かったのでした。

肝心のお味はというと...いや〜実に美味でした。

私はお店の回し者でもなんでもありませんが、リンクはこちらです。

また行こうと思います。それでは、また。




2016年8月27日土曜日

認知行動療法の指導者講習会に行ってきました

8月22日(月)から8月26日(金)まで、東京で開催された認知行動療法の指導者講習会に参加してきました。開催期間中、クリニックを休診することとなり、大変ご迷惑をおかけいたしました。

講師は米国からいらした先生でした。指導者を目指す参加者、指導対象となるセラピスト、そして何より、精神障害をもつ患者さんに対する敬意に溢れた方でした。

学んだこと、発見したこと、感じたこと。たくさん持ち帰ることができました。しっかりと整理し、今後の一般診療にも活かしていきます。

行くたびに思いますが、東京は都会ですね。今度は仕事じゃなくて、遊びで行きたいなと思いました。
それでは、また。





2016年7月1日金曜日

開院一周年を迎えました

おかげさまで、本日をもちまして開院一周年を迎えました。

当院はこれまで、看板、新聞など、各種媒体を利用した業者さんによるPRを全く行ってきていません。
基本的には自作ウェブサイトと口コミのみを頼りに運営してきたのですが、多くの方々に来院していただいております。沢山の選択肢の中から当院を選んでいただき、大変嬉しく思っています。また、大切な誰かが心の困りごとに悩んでいるときに、当院受診を勧めてくださった方々にも感謝いたします。

教えを頂いた人、助けてくださった人、関わってくださる人、お一人お一人の顔を思い浮かべつつ、日々の診療に励んでいきたいと思います。

今後とも、どうぞ宜しくお願いいたします。


2015年12月7日月曜日

高知大学病院で講演をしてきました

12月5日の17時から、高知大学病院の医学部キャンパスで認知行動療法の講演をしてきました。移動のため、当日の外来終了時間が早くなりご迷惑をおかけしました。また、早めの受診にご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。

当日は予想を上回る参加者数で、精神科医以外にも多職種の方々にご来場いただけたようです。講演タイトルは「いちからわかる認知行動療法」でした。ひとつでも多くの知識を家に持ち帰っていただけていたら、認知行動療法への興味を深めていただけたとしたら嬉しいなと思います。

講演後は、お呼びいただいた先生を中心に、高知大学精神科医局の先生方とお話し、多くのことを学びました。大学病院医師の仕事は、臨床、研究、教育、地域医療の拡充など多岐に渡ります。先生方の熱意に触れ、ますます明日からの日々に対するモチベーションが高まってくるのを感じました。

参加いただいた皆様、お呼びいただいた先生、高知大学精神科医局の先生方、本当にありがとうございました。

2015年10月22日木曜日

認知行動療法研修事業で講師をしてきました

9月中旬に「平成27年度認知行動療法研修事業 うつ病の認知療法・認知行動療法ワークショップ」が京都大学医学部で行われました。非常に光栄なことに、主催の先生より講師の依頼を頂きましたので、ワークショップの一コマを担当させて頂きました。

学生時代からの憧れだった先生、尊敬し背中を追い続けている先生、日々の温かい臨床から大きな影響を受けた先生に久しぶりにお目にかかり、多くを学ぶことができました。そして、なんとか認知行動療法を身につけて、全国各地の患者さん、クライアントさんの助けになりたいと考える参加者の皆さんの熱量を体感することで、クリニックでの日々の臨床への意欲が更にわき上がってくるのを感じました。

こういった活動についても、時折ご紹介できればと思います。よろしくお願いいたします。


2015年7月18日土曜日

「こころのクリニック」って何かのグループなの?

という質問を、何人かの方からいただきました。つまり、「こころのクリニック」という心療内科・精神科のグループがあって、私の後ろに黒幕がいるのではないかということです。言われてみると、確かにもっともな疑問ですね。

お答えします!御器所こころのクリニックは、院長である私が開設し、運営する独立した医療機関です。というわけで、黒幕は何を隠そうこの私です(笑)。

ですから、受診してくださる皆様の治療方針は、私と、あなたの共同作業のみから成り立ちます。その意思決定プロセスに、それ以外の要素が入り込む余地はありません。ともに話し合い、おひとりおひとりのオーダーメイド治療を作り上げていけたら、と考えています。




2015年4月16日木曜日

診療時の服装について

クリニックでの基本的な装いですが、白衣にするかジャケット着用にするかで迷っています。これまでは病院勤務でしたので一も二もなく白衣を着用していましたが、それでも認知行動療法を行う時にはジャケットを着用していました。認知行動療法では、セラピストがクライアントを治す、という一方通行の関係性ではなく、セラピストとクライアントが一緒になって問題解決を目指していく姿勢が大事なので、なるべくお医者さん然とした白衣は避けたいと考えての選択でした。

クリニックではこれをもう一歩推し進めて、通常の外来診療でもジャケットにしようか、いやそれとも従来通り白衣だろうか、どうしたものかと迷っていたところ、面白い研究を見つけました。内科クリニックを訪れた患者さん達に(1)スーツ姿、(2)白衣、(3)手術着、(4)カジュアルスタイルの写真を提示し、どのスタイルが一番好みで信頼に値するか質問してみたというものです。

結果は……。圧倒的に白衣姿が好評でした!「そうかあ、やはり白衣なのかなあ」と思って研究に使用された写真を見たところ、うーんと考え込んでしまいました。特にカジュアルスタイル。カジュアルにもほどがありますね(笑)。

もちろん来院される皆様はお好きな格好でいらしてくださいね。私を含めクリニックスタッフ一同は、失礼のない格好でお迎えすることを約束いたします。それでは、また。

Am J Med. 2005 Nov;118(11):1279-86.
Rehman SU1, Nietert PJ, Cope DW, Kilpatrick AO.