2016年2月3日水曜日

パニック障害の標準的な治療について

パニック障害の治療法は二つに大別できます。

ひとつは薬物療法。標準的にはSSRIという種類の抗うつ薬を使用します。他にもある種の三環形抗うつ薬などが有効であることがわかっています。

もうひとつは精神療法です。標準的なものとしては認知行動療法になるでしょう。他にも支持的精神療法、精神分析的精神療法、対人関係療法などが有効であることが示されています。

パニック障害は、数ある精神障害の中でも、治療に反応しやすいもののひとつです。もちろん例外もあるのですが、多くの場合、標準的な治療(すなわちSSRI、または認知行動療法、もしくは両者の組み合わせ)で症状が改善していきます。

しかし、ここでひとつの問題があるのです。「標準的な治療」というのは、「どこでも当たり前に提供されている治療」ということを意味しません。今後当ブログでも触れたいと思っていますが、ひとつの医療機関が、ある精神障害に対して、標準的な治療選択肢を提供できる、ということに対するハードルは、実は意外に高いのです。

当クリニックではパニック障害に悩む方に対して、上記の「標準的な治療」を提供することが可能です。これからも、批判的なものを含めた誠実な研究がなされ、一定の効果が示されている標準的な治療を重視し、これを皆様に提供できるように研鑽を続けたいと考えています。