2015年8月22日土曜日

Legendary Hearts - Lou Reed

Lou Reed(1942-2013)のLegendary Heartsという曲を紹介します。Lou Reedはアート方面からも評価が高いVelvet Undergroundというバンドのフロントマンだった人ですが、私はなによりも、彼のソングライティング能力の高さに惹かれます。シンプルで、力強いうたを書くのです。

俺たちは、ロミオとジュリエットのような伝説的な恋人たちにはなれそうもない、どだい俺はそんな柄じゃないのさ、という嘆き節から始まるこのうたは、曲の終盤に近づくにつれ力強さを増していきます。そして、最後はこのような一節で幕を閉じます。

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No legendary love is coming from above.
It's in this room right now.
And you've got to fight to make what's right.
You've got to fight to keep your legendary love.

伝説の愛は天からやってくるのではない。
それは、まさにこの瞬間、この部屋にあるんだよ。
そして、正しいことを成すためには、君は戦わなくてはならない。
成し続けたいのであれば、君は戦わなくてはならないんだ。
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静かで、淡々としていて、気高く、力強い。
完璧な曲です。

それでは、また。
































2015年8月13日木曜日

お盆期間も開院しています

御器所こころのクリニックは平成27年度のお盆期間も診療をしております。
8月14日(金)・15日(土)、両日ともに初診の方の診察が可能です。
診察を希望される方は、お電話(052-859-1600)、もしくは問い合わせフォームからどうぞ。スタッフ一同、ご連絡をお待ちしております。


2015年8月7日金曜日

こんなことでかかってもいいんですか?

「こんなことで、受診してもいいものなのか迷っていた」
クリニックをはじめて1ヶ月経ちますが、何人かの方からこのことばを聞く機会がありました。その理由を伺うと、

1) 自分の困りごとは、心療内科・精神科で相談するようなことなのだろうか? 
2) 自分の困りごとは軽すぎて、受診するほどではないのではないか?
上記のように考え、受診をためらわれていたようです。

まず、1) についてです。そもそも、町のクリニックは、なんらかの困りごとを抱える地域の皆さまの最初の窓口でもあります。その困りごとが、医療で対応できるのか/できないのか?当クリニックで対応できるのか/できないのか?対応が難しいのであればどの医療機関(総合病院?大学病院?精神科病院?内科クリニック?etc...)に紹介することが適切なのか?こういったことについて適切に判断することが、自身に課せられた使命のひとつであると考えております。

次に、2) についてです。困りごとに軽いも重いもありません。少なくとも、受診が頭に浮かぶ程度には、あなたを悩ませているものであったり、ことであったりするはずです。それを、ぞんざいに扱うようなことは、私は決していたしませんし、これまでもしてこなかったつもりです。

診察が終わった後に、「迷ったけど、不安だったけど、受診してよかったです。」とのお言葉を、やはり何人かの方から頂きました。そんなとき、クリニックを開いてよかったな、と、心から感じます。

どんな困りごとでも大丈夫です。気軽にクリニックの門を叩いて頂ければと思います。