2015年8月7日金曜日

こんなことでかかってもいいんですか?

「こんなことで、受診してもいいものなのか迷っていた」
クリニックをはじめて1ヶ月経ちますが、何人かの方からこのことばを聞く機会がありました。その理由を伺うと、

1) 自分の困りごとは、心療内科・精神科で相談するようなことなのだろうか? 
2) 自分の困りごとは軽すぎて、受診するほどではないのではないか?
上記のように考え、受診をためらわれていたようです。

まず、1) についてです。そもそも、町のクリニックは、なんらかの困りごとを抱える地域の皆さまの最初の窓口でもあります。その困りごとが、医療で対応できるのか/できないのか?当クリニックで対応できるのか/できないのか?対応が難しいのであればどの医療機関(総合病院?大学病院?精神科病院?内科クリニック?etc...)に紹介することが適切なのか?こういったことについて適切に判断することが、自身に課せられた使命のひとつであると考えております。

次に、2) についてです。困りごとに軽いも重いもありません。少なくとも、受診が頭に浮かぶ程度には、あなたを悩ませているものであったり、ことであったりするはずです。それを、ぞんざいに扱うようなことは、私は決していたしませんし、これまでもしてこなかったつもりです。

診察が終わった後に、「迷ったけど、不安だったけど、受診してよかったです。」とのお言葉を、やはり何人かの方から頂きました。そんなとき、クリニックを開いてよかったな、と、心から感じます。

どんな困りごとでも大丈夫です。気軽にクリニックの門を叩いて頂ければと思います。