2015年4月16日木曜日

診療時の服装について

クリニックでの基本的な装いですが、白衣にするかジャケット着用にするかで迷っています。これまでは病院勤務でしたので一も二もなく白衣を着用していましたが、それでも認知行動療法を行う時にはジャケットを着用していました。認知行動療法では、セラピストがクライアントを治す、という一方通行の関係性ではなく、セラピストとクライアントが一緒になって問題解決を目指していく姿勢が大事なので、なるべくお医者さん然とした白衣は避けたいと考えての選択でした。

クリニックではこれをもう一歩推し進めて、通常の外来診療でもジャケットにしようか、いやそれとも従来通り白衣だろうか、どうしたものかと迷っていたところ、面白い研究を見つけました。内科クリニックを訪れた患者さん達に(1)スーツ姿、(2)白衣、(3)手術着、(4)カジュアルスタイルの写真を提示し、どのスタイルが一番好みで信頼に値するか質問してみたというものです。

結果は……。圧倒的に白衣姿が好評でした!「そうかあ、やはり白衣なのかなあ」と思って研究に使用された写真を見たところ、うーんと考え込んでしまいました。特にカジュアルスタイル。カジュアルにもほどがありますね(笑)。

もちろん来院される皆様はお好きな格好でいらしてくださいね。私を含めクリニックスタッフ一同は、失礼のない格好でお迎えすることを約束いたします。それでは、また。

Am J Med. 2005 Nov;118(11):1279-86.
Rehman SU1, Nietert PJ, Cope DW, Kilpatrick AO.